「may」と「can」はどちらも許可(~してもよい)で使われる?ニュアンスの違いを解説

英語を学ぶ中で、「may」と「can」の違いに悩んだことはありませんか? どちらも「~してもよい」という意味で使われることがありますが、実はニュアンスが異なります。

本記事では、具体的な例を交えて違いを分かりやすく解説します!

目次

1. may の意味と使い方

「may」は主に以下の二つの意味で使われます。

  • 許可(~してもよい)
  • 可能性(~かもしれない)

許可を表す may

例文:

Employees may leave early if they finish their work. (社員は仕事を終えたら早く帰宅してもよい。)

ここでの「may」は、「許可」の意味です。上司が社員に対して、「早く帰ってもよい」と伝えている状況を想像してください。

可能性を表す may

例文:

It may rain tomorrow. (明日は雨が降るかもしれない。)

この場合、「may」は「~かもしれない」という「可能性」を示しています。

2. can の意味と使い方

「can」は主に以下の意味を持ちます。

  • 能力(~できる)
  • 許可(~してもよい)

能力を表す can

例文:

She can play the piano very well. (彼女はピアノをとても上手に弾くことができる。)

ここでの「can」は、「ピアノを弾く能力がある」という意味です。

許可を表す can

例文:

You can use my computer if you need it. (必要なら私のパソコンを使ってもいいよ。)

この場合、「can」は「許可」を表しています。「may」も許可を表す際に使えますが、「may」はフォーマルで丁寧な表現になります。

3. 「may」と「can」の違いを比較

用途maycan
許可フォーマルで丁寧カジュアルな許可
可能性あり(~かもしれない)なし
能力なしあり(~できる)

4. 実際の例で比較

Participants in the training program may request reimbursement for their travel expenses.
(研修プログラムの参加者は交通費の払い戻しを申請してもよい。)

Participants in the training program can request reimbursement for their travel expenses.
(研修プログラムの参加者は交通費の払い戻しを申請する能力がある。)

このように、「may」を使うと「許可」が強調され、「can」を使うと「能力」の意味が出てきます。許可を明確に示したい場合は「may」を使うのが適切です。

5. まとめ

  • 「may」は許可や可能性を表す。特に許可の表現としてはフォーマルな印象。
  • 「can」は能力や許可を表すが、カジュアルな場面で使われることが多い。
  • ビジネスやフォーマルな場面では「may」を使うのが適切。カジュアルな会話では「can」が一般的。

英語を使うシーンに応じて「may」と「can」を使い分けることで、より自然な英語表現ができるようになります。ぜひ、意識して使ってみてください!

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この記事を書いた人

ブログ歴5年。外資系IT企業SE職で2児の父。職業柄かリサーチ&問題解決が好き。Windows 11を日々触っている中で得たノウハウやトラブルシューティングに役立つ情報を発信していきます。

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