Windows 11は、刷新されたデザイン、改善されたパフォーマンス、そしてWindowsの体験をより豊かにする新機能を備えています。アップグレード検討中の方は、現在ご利用中のPCでWindows 11にアップグレード可能なのか?また、いつまで無償アップグレード可能か?気になりますよね?
また一方で、すべてのWindowsユーザーがWindows 11にアップグレードできるとは限りませんし、すべての人がアップグレードする必要性を感じるとも限りません。
ということで、この記事では、Windows 11にアップグレードすべき?いつまで?条件は?についてまとめて紹介しますね!
Windows 11とは?新機能は?
Windows 11には、以前のWindowsと比較して、以下のような多くの新機能や改良点があります。
- 新しいスタートメニューとタスクバーのデザイン
- タッチ操作とジェスチャーの改善
- 新しい仮想デスクトップとスナップレイアウト
- Microsoft Teamsとの連携強化
- 新しいデザインのMicrosoft Storeとキュレーションアプリ
- 性能と電力効率の向上
ハードウェアがWindows 11の条件を満たしている場合は、基本的にWindows 11にアップグレードして損はありませんので、まだWindows 10をお使いの方は、ぜひWindows 11への無償アップグレードを検討してみてくださいね。
Windows 11に無償でアップグレードすべき?
現在Windows 10をお使いの方で、お使いのパソコンがWindows 11の要件を満たしている場合は、無償アップグレードを検討することをお勧めします。Windows 11は、パフォーマンスの向上、デザインの刷新、新機能を提供し、お客様のWindowsエクスペリエンスを向上させることができます。
しかし、Windows 10以前の古いバージョンのWindowsを使用している場合や、お使いのコンピュータがWindows 11の要件を満たしていない場合は、アップグレードを控えたほうがよいでしょう。
いつまで無償でアップグレードできるのか?
マイクロソフトは、Windows 11への無償アップグレードの終了日を発表していません。しかし、無料アップグレードは今後も一定期間は利用可能であることを表明しています。
また、Windows 10のときは、Windows 7のサポート期限が切れたあとも無償アップグレード継続されましたので、Windows 11も同様の動きになるかもしれません。
ただし、無償アップグレード期間に関して確定的な情報はありませんので、Windows 11へのアップグレードに興味があるのであれば、できるだけ早い無償アップグレードの実施を検討しましょう。
無償アップグレードするための条件(システム要件)は何ですか?
Windows 11にアップグレードするには、お使いのコンピュータが以下の要件を満たしている必要があります。
- 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
- 4GB以上のRAM
- 64GB以上のストレージを搭載
- WDDM 2.0ドライバを搭載したDirectX 12以上に対応
- 解像度720p以上のディスプレイで、対角画面サイズが9インチ以上
- UEFI、セキュアブート対応
- TPMバージョン2.0
- インターネット接続環境とMicrosoftアカウント
お使いのパソコンがこれらの要件を満たしていない場合、Windows 11へのアップグレードはできません。
お使いのパソコンがWindows 11に対応しているかどうかを確認する方法は?
前項のシステム要件を見ても、ご自身でお使いのPCがその要件を満たしているかよくわからない、という方もいると思います。そのような方は、Windows 11の正常性チェックアプリを使うことで、Windows 11に無償アップグレード可能か自動で判定可能です。
- MicrosoftのウェブサイトからPC正常性チェック(PC Health Check)アプリをダウンロードし、インストールします。
- アプリを開き、「今すぐチェック」をクリックします。
- お使いのコンピュータがWindows 11と互換性がある場合、「このPCはWindows 11を実行できます。」というメッセージが表示されます。
- お使いのパソコンがWindows 11と互換性がない場合は、「このPCはWindows 11のシステム要件を満たしていません。」というメッセージが表示されます。
別記事の「Winodws 11 PC正常性チェック(WindowsPCHealthCheckSetup)をダウンロード&インストールする方法」を参考にアプリをインストールしてみてくださいね。
Windows 11に無償アップグレードする方法は?
Windows 11の無償アップグレードは以下の手順で行います。
- お使いのコンピュータがWindows 11の要件を満たしているかどうかを確認します。
- お使いのコンピュータが最新のWindows更新プログラムであることを確認します。
- 「設定」アプリを開き、「更新とセキュリティ」に進みます。
- 「Windows Update」をクリックします。
- 「更新プログラムを確認する」ボタンをクリックします。更新プログラムが利用可能な場合、Windows 11をダウンロードしてインストールするためのオプションが表示されます。
- プロンプトに従って、Windows 11をダウンロードおよびインストールします。
Windows 11の無償アップグレード前にしておくことは?
Windows 11にアップグレードする前に、次のことを行ってください。
- 重要なファイルやドキュメントをバックアップする。
- 使っていないプログラムやアプリをアンインストールする。
- コンピュータが最新のWindowsアップデートで更新されていることを確認する。
- プリンターやUSBドライブなどの外部機器や周辺機器をすべて外す。
- お使いのコンピューターがWindows 11の要件を満たしているかどうかを確認します。
Windows 11への無償アップグレードによる利点・メリットは?
Windows 11にアップグレードすることで、以下のような多くの利点があります。
- パフォーマンスの向上、起動時間の短縮
- よりモダンで合理的なデザイン
- 生産性と創造性を向上させる新機能と機能拡張
- タッチ操作の向上と新しい入力デバイスのサポート
- セキュリティ機能の向上とアップデート
筆者がWindows 11を初めて触ったときは、上記の「よりモダンで合理的なデザイン」を特に感じましたよ。例えば、タスクバーのアイコンが中央に寄っていますが、マウスカーソルの移動距離が短いので慣れるとこちらの方が使いやすいです。
Windows 11への無償アップグレードによる欠点・デメリットは?
Windows 11へのアップグレードには、以下のような欠点もあります。
- 一部の古いハードウェアは、Windows 11と互換性がない場合があります。
- 一部の古いプログラムやアプリは、Windows 11で動作しない場合があります。
- Windows 11は、旧バージョンのWindowsよりも多くのリソースを必要とする場合があります。
- 新しいデザインと機能に慣れるまで時間がかかる場合があります。
Windows 10で動作実績のある古い32ビットのプログラムやアプリは、基本的にWindows 11でも動作する可能性が高いですが、動作実績がない古いサードパーティー製のものは動作しない可能性が高いので注意が必要です。
Windows 11が気に入らない場合、Windows 10にロールバックできますか?
Windows 11が気に入らない場合や何らかの理由でWindows 10に戻したい場合は、アップグレード直後であれば、Windows 10にロールバックすることができます。
- スタートメニューを右クリックして、「設定」をクリックする
- システム一覧に表示されている「回復」をクリックする
- 「復元」をクリックする
- 以前のバージョンに戻す理由を選択する
- アップデートのチェック画面で「行わない」を選択する
まとめ
Windows 11は、旧バージョンのWindowsと比較して多くの利点と改善を提供する、新しくエキサイティングなオペレーティングシステムです。
お使いのコンピュータがWindows 11の要件を満たしており、アップグレードに興味がある場合は、無償アップグレード期限が不明確ですので、できるだけ早いアップグレードをお勧めします。
しかし、お使いのコンピュータが要件を満たしていない場合、または現在のWindowsのバージョンに満足している場合は、アップグレードを控えた方がよいでしょう。
無償アップグレードするときは、念のためバックアップを取っておいてくださいね。