「突然 “:( Your PC ran into a problem” と出て再起動――しかも理由が分からない!」そんなモヤモヤを抱えたままでは、また同じ悲劇が起きるかもしれません。
本記事では 「Windows11 ブルースクリーン 履歴 コード確認」 という検索意図にガッツリ応え、実体験を交えて“履歴の掘り起こし方”から“STOPコードの読み解き方”まで完全網羅。読み終わる頃には、青い(近い将来は黒い!)画面にも動じない自信がつきます。
ブルースクリーンとは?まず押さえる基礎
Windows がカーネルレベルで致命的エラーを検知すると、自動的にシャットダウンしてデータ損失を最小化します。このとき表示されるのが ブルースクリーン(BSOD/Bug Check/STOP エラー)。画面下部には
- 「0x0000007E」などの 16 進 STOP コード
- 「What failed: nvlddmkm.sys」のような 関連ドライバー名
が並び、原因特定のヒントになります。なお、24H2 世代では背景色が“黒”に変わるテストも進行中。フラット UI に寄せつつ技術情報は残るとのことです。
履歴を素早く確認する標準ツール
信頼性モニターで一目瞭然
- Win + R →
perfmon /rel
を入力 - 日次グラフの赤バツをクリックすると「Windows が正しくシャットダウンしませんでした」などの詳細を確認
- 該当行の “技術的な詳細” を開けば STOP コードも表示
GUI とグラフで時系列が分かるため、ドライバー更新やアプリ導入との因果関係を追いやすいのが強みです。
イベントビューアーで深掘り
- スタート右クリック → イベント ビューアー
- [Windows ログ] → [システム] を開き、
- イベント ID 41(Kernel‑Power) … 強制再起動
- イベント ID 1001(BugCheck) … STOP コード
をフィルター。XML タブから “BugcheckCode” 値も拾えます。ログを右クリック→「イベントをコピー」でテキストに保存し、メモ共有もラク。
minidump を解析して原因を特定する
BlueScreenView―手軽さ最優先
NirSoft 製のポータブルアプリ。C:\Windows\Minidump
を自動スキャンし、
- 上ペイン:クラッシュ日時と STOP コード
- 下ペイン:読み込まれていたドライバーを色付きで表示。ダブルクリックで HTML レポートも吐けるのでチーム共有が一瞬!
WinDbg Preview―公式デバッガーで深診断
Microsoft Store から「WinDbg Preview」を導入し、File > Open dump file
で .dmp をロード。!analyze -v
で
Probably caused by : ntoskrnl.exe ( nt+3f40 )
FAILURE_BUCKET_ID: 0x7E
といったスタック解析が得られます。シンボル解決が決まると原因 DLL まで一直線。
STOP コードを読み解くコツ
よく見るコード | 典型的原因 | 対処ポイント |
---|---|---|
0x0000001E KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED | 古いドライバー | デバイスマネージャーで最新に |
0x0000007E SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED | GPU/BIOS | GPU ドライバー or BIOS 更新 |
0x0000009F DRIVER_POWER_STATE_FAILURE | スリープ復帰失敗 | 電源プランとチップセット刷新 |
Microsoft サポートの STOP コード一覧ページをブックマークし、エラー名で公式 KB を辿るのが最短ルートです。
トラブル解決までの私の実体験フロー
ケース:社内 PC が朝イチで BSOD(
0x9F
)。
- 信頼性モニター で前夜 23:17 にエラー確認
- イベントビューアー で
BugCheckCode 0x0000009F
、acpi.sys
関与を発見 - Lenovo サイトから Intel ME & チップセットドライバー 更新
- 再発せず安定指数が 8→10 に回復(グラフで確認)
「履歴→コード→ドライバー更新」の三段ロケットが効いた瞬間でした。
予防策:明日から“青画面”とサヨナラするために
- Windows Update と オプション ドライバー を月イチで手動確認
- バックアップ & 復元ポイント を必ず取ってから大型アップデート
- メモリ診断 (
mdsched.exe
) と ストレージ S.M.A.R.T. を季節ごとに実施 - 新デバイス導入時は メーカー純正ドライバー を優先
- 怪しい OC 設定や周辺機器はまず“外して”切り分け
まとめ:今日からできる BSOD 対策
ブルースクリーンは恐いものではなく、「履歴を読む→STOP コードを調べる→原因を直す」 という手順さえ掴めば必ず克服できます。
まずは 信頼性モニターをショートカット化 し、次に BlueScreenView を USB に常備。そして月イチの ドライバー & BIOS 点検 を習慣化しましょう。
これで突然の再起動にも「来た来た、ログ取るチャンス!」と笑えるはず。――さあ、今日から“青”にも“黒”にも怯まない PC ライフを!